インタビュー

「わたしは医療者なので、別にプレゼンはいいかな。」と思っていました。

だけど「人前に立っていいんだ!」「人前で話すのが楽しい!」と思えるようになり、
「フォーカス」する対象が、人前で話すのが苦手な自分から、
目の前にいる人にどう貢献できるかに変化し、伝わり方や影響力が以前と比べると 90% ぐらいアップしました!

恩村あゆみ
クリニック、医院向け離職率ZEROプロデューサー
「不安や疲労から脱却し、スタッフを定着させたいクリニック、医院で働いている方に対して、
柔軟なコミュニケーション力「心の影響美人」7つの鉄則で離職ストップ!離職率ZEROをサポート」
・看護師 ・全米NLP協会公認トレーナー
・話し方上達協会プレゼンベーシックトレーナー
・カナダsuccessLABプロファイルプラクティショナー
・米国NLP&コーチング研究所公認ヒプノセラピスト
・ハーバード大学ロバート
・キーガン教授公認ITCファシリテーター
・サッカー2審判員

文・インタビュー:野村 光恵(ステージデライト認定トレーナー)

相手の目が見れなかったり、直立不動を改善したかった。

野村光恵(以下、の))
インタビューにご協力ありがとうございます。
まず最初に、受講の動機を教えてください。

恩村あゆみ(以下、あ)
「医療者なので、別にいいかな。」と最初は思っていました。
だけど、トレーナーや講師業の方で、人前で話すのが苦手でやりたくないんだけど、プレゼンはやらなきゃいけないという状況の中で、相手の目が見れなかったり、直立不動だったりするのをなんとか改善できるんだったらいいなと思って、飛び込みました。

の) 受講後に、どうなれたらいいなーと思っていましたか?

あ) 緊張せずに、自然に笑顔が出たりとか、
会場を巻き込めて、一体感を感じる瞬間が作り出せるようになれたらいいなと思っていました。

の) 受講を決めた時には、そんな期待を持ちながらも、何か不安に感じていたことはありますか?

プレゼンだから、人前でプレゼンをするのは当たり前だと思いますが、それが嫌でした。
「現在地」(最初のプレゼン)を確認するときに「きたー」と心の中で思ってましたが、
神さんに「下手くそでいい」と言ってもらえたから、
そのおかげで、ありのままで出来たというのが、実は大きかったです!

人前で話すのが苦じゃなくなり、楽になりました。

あ) 最初のプレゼン講座を受講後に、どんなことを感じましたか?

単純に「楽しいな」と思いました。人前で話すのが苦じゃないなって思いました。
目の前にいる人が「私の目を見てくれない」とか、そういう批判的な内側の声は、
このスキルを使うことで、自然としずまっていきました。
意識的に技術として、順番に辿ってひとつひとつやっていくだけで、
相手の目が見れるし、間を取って話ができるようになり
ひとつずつが技術として理解できるようになって、プレゼンが楽になりました。

の) 「プレゼンが楽しい!」と思えるようになり、どんな変化が起きましたか?

あ) 地元(山口県)の友達に、プレゼンで学んだスキルをその場でやって伝えてみると、
「なにそれ、すごいね」ということになり、「楽しそう!やってみたい!」と言われ、
認定トレーナーの木瀬さんをお呼びして「プレゼン入門講座」を2回オーガナイズしました。

たった、2時間の入門講座なのに、受講した人たちの感想には、
「人生のヒントをもらった気がします」というような感動の声がたくさん!

私は「プレゼンが楽しくなる7つのスキル」は、スキル以上だなってずっと思っているのです!

の)ご自身のプレゼンには、どんな違いを感じましたか?

あ)その当時は、プレゼンの7つスキル全てを使っていたわけではなく、
メインで使ったのは3つぐらいでしたが、明らかに違いがありました。
かつては、自分自身が伝えることに必死すぎて、自分の世界でコーティングしている感覚でした。受講生に目を向けるどころじゃありませんでした。

それが、プレゼン講座を受講後には、外側に意識を向けて受講生を「観察」できるようになったことで、目の前にいる人に対して、適切な関わり方が選びやすくなっていったのです。

まず相手の目が見れるようになり、受講生の表情の違いや、内側で起きている「変化」にも気づけるようになりました。

の)それは、大きな変化ですよね?

あ)とても、大きいですね!
まさか、プレゼンでそれが得られるとは思っていませんでした。
ただただ、自分のあがり症であったり、直立不動が治ればいいなぐらいの気持ちでしたから。

の)さらに、あゆみさんは学びを進め、どんな変化を感じたのでしょうか?

あ)プレゼン講座のレベル3の受講を決めた時には、
漠然とプレゼンが磨かれたらいいなぐらいにしか思っていませんでした。
だけど、受けていたら「私は思考の塊だな」と思ったのです。
頭の中で考えた言葉で、うまく喋ろうとしていたり、影響を与えるために必要な言葉を選ばなきゃと考えていることに気づきました。
だけど、受講している間に、そうじゃないんだなと思ったのです。
そして、その瞬間に浮かんだ自分の率直な気持ちをその場で伝えたことで、プレゼンフローが起こりました。

だから、頭で考えた言葉を使っても、綺麗には聞こえるかもしれないけど、相手のところに届かないなと思ったのです。

の)相手のところに届いたというのは、どうやって分かるのですか?

あ)相手の方が切なそうに話を聞いていたり、すごく頷きながら、自分の方を見てくれていたりする反応を見ていると、これは今までなかった反応だなと思いました。自分の感情が伝わっているから、その人にも何か体の中(内側)で起きていると感じました。

先日も院内でプレゼンした時にも、相手をぱって見ただけで、頷く現象が起きたり、
ぱって見て、話しかけようと思ったら、向こうから頷いてくれたり。
「こういう体験が本当に嬉しくて」という話をした時には、すごく私の方を見てくれていたり…
そういう反応をみると、やはり思考じゃなくて、感情は大事だなって思います。

の)感情や想いを届けられるようになったことで、どんな変化を感じていますか?

あ)「自分は個人的には、こう思うんです」とか、その時に自分が思った言葉を会話の中で付け足すようになりました。
以前は、そういうことをしていませんでした。

考えて話していた時には感じられていなかった、もっと自分の中にある感情とか、自分の思ったことを言葉にしていくと、
相手が自然と話を聞いてくれて、しかも前のめりに聞いてくれているという状況が今おきています。

の)身につけたスキルは、どんな人たちに役立てていきたいと思っていますか?

あ)医療系の方達に教えていきたいと思っています。
また、特に自己重要感が低いと思っている人たちに届けたいです。

自分が認められていないと感じている人が、人前で話そうとする時に「私ってやっぱり賢いから」というようなことを言ってしまうのではないかと思うのです。

もともと、喋りたいことはあるはずなのですが、
その前に、一人の人として自分を認められるプロセスがないと、
人前で話す場に立てないのではないかと思うのです。

だからこそ、私はプレゼンのスキルを身につける学びの中にそれを提供していきたいと思います。

医療者たちのように夜勤明けなど、忙しさの中で受講してくれる方達に、
その場に居て「今日は来てよかった。」そう思えるような、
一人の人として、その人を承認する過程をプレゼンの場で作れればいいなと思っています。

そのためにも、このスキルを使っていきたいと思います。

また、それは私自身が神トレーナーにそうしてもらって来ていたことです。
だからこそ、話すのが苦手だった自分でも、トレーナーになるまで、やってこれていたことなのです。

「上手く伝えなきゃ」とかは、どうでもよくなっていて、
目の前にいる人へ自分がどう貢献できる関わり方ができるのかに変わっていきました。

の)このスキルを身につけたことで、職場では、どんな変化を感じていますか?

あ)先日、院内でプレゼンのスキルを使い「コミニュケーション勉強会」を行いました。
部長が、最初は「顔を出すかもしれない」とだけ伺っていたのですが、
冒頭のトークを聞いてくれたら、結果的に、最後までいてくれました。
それはプレゼンのスキルを使い、冒頭のつかみでしっかり伝えられたからだと思います!

さらに、勉強会が終わった時に、部長と師長がすぐに私のところに来てくださり、
部長から「これを来年から、研修に是非入れたい。」と言っていただきました。
翌日には、「昨日は本当にありがとう」って師長が手土産を持って来てくださいました。

これまでも院内で勉強会はやっていたし、実践心理学は教えていました。
コンテンツは変わらないのです。
ですが、プレゼンのスキルを乗せたら、
届き方が全く変わったことに、自分自身でも驚いています!

いつも働いているメンバーだからこそ、最初はやりづらさもありました。
だけど、皆さん普段とは違う顔付きになってました。

の)その時に、ご自身の中にどんな想いあったのですか?

あ)自分が上手くやろうとか、そういうことは考えていませんでした。
まずは、わざわざ休日に来るということ自体、何かしらコミットして来るのだろうと思って、
それに私としては感謝しかありませんでした。その感謝をまず絶対に伝えたいと思っていました。

の)以前も勉強会をやっていたとのことですが、プレゼンを学ぶ前と学んだ後で、影響力はどれぐらい違っていると感じますか?

あ)比較できないぐらい上がっています。80〜90%ぐらいの違いです。

の)それは凄いですね!!!

あ)このスキルは、知らないと勿体ないです!
これだけ変わるというのを実感しているので「プレゼンを楽しい!」ということが、抵抗なく言えようになり、今はそのことをエレベーターピッチで直接伝えています。
そうすると、うちのクリニックでもやってほしいと興味を持っていただけます。

最大の目標は「自分が自分を認められるプロセス」を学びの中で提供をしていきたいということですが、まずはプレゼンの「明確なスキル」と「楽しさ!」を伝えたいです。

の)あゆみさんが、看護師としてだけでなく、NLPトレーナー、さらにプレゼンを学び、それを教えようとされている。
その行動を後押ししているものというのは一体何なのでしょうか?

あ)医療者に伝えたい!という気持ちが強いのだと思います。

看護師というよりも、医療者以前に、自分を好きになってもらいたいし、仕事が全てではないから、仕事以外にも楽しみを持ったりとか、
人としてどんどん成長できる一部に関わりたいと思っています。

看護師としてスキルをあげるとかじゃなく、自分自身が医療者である前に、人として成長していけば、
それは職場でも、プライベートでも、どこででも出るものだと思っています。
だから、私自身も人としての成長を高めていきたいし、そこに関わっていきたいのです。

まずはプレゼンのスキルをお伝えして「伝えたいことが伝えられるようになった!」という変化のお手伝いをしていきたいです。

かつての私は、プレゼンというキーワードに、全然ピンと来てませんでした。

医療者にプレゼンのスキルが必要なのか?と思っていました。
ですが、はっきり言えることは一つ、このスキルは医療の職場でも活用できます。少しだけエッセンスを加えるだけなんです。
このスキルを必要としている方に寄り添い、全力でサポートいたします!