私には悩みがありました
事務局の宮本です。
ちょっと聞いてください。
私には悩みがありました。
仕事として、塾の講師をしていたことがあります。
そのときからの悩みです。
仕事柄、私は自分で言うのもなんですが、説明は上手なほうでした。
誰かに何かを伝えるときに、わかりやすく話すのが得意だったんです。
塾の講師として生徒に新しいことを説明したり、同僚や部下と仕事の話を進めたり。
私が説明すると、相手は「ああ、なるほど!よくわかった!ありがとう!」と理解して、感謝もしてくれます。
でも、それだけでした。
その後、その相手が行動を変えることがなかなかないのです。
一方で、こんな生徒もいました。
「先生の言っていること、よくわかんない…。」
同じような学力水準で別の生徒にはよく伝わった説明と同じ説明をしているのにもかかわらず、です。
なぜ?
どうして?
何で伝えたことを実践してくれないの?
「わかりやすさ」がまだ足りない?
「わかりやく伝える方法」をうたい文句にする書籍を何冊も買って研究したり、自分より話が上手な人の話し方を真似してみたり、様々なことを試しました。
でも、「相手が行動を起こす」ところまでは、なかなか至らない。
また、一定数「よくわからない」という生徒もいる。
「先生として」や「上司として」という立場から、相手に行動を強制することは簡単です。
それでは意味がありません。
「わかりやすさ」についても、当時は「もはやこれ以上わかりやすくすることなんてできない!」と行き詰まっていました。
いったいどうすればよいのか?
こんなことで困ったことはありませんか?
あなたはプレゼンしたり、そのの準備をしたりしていて、こんなことで困ったことはありませんか?
- 伝えたいことはあるのだけれど、話がうまくまとまらない
- せっかくプレゼンするのだから、相手にわかりやすい話にしたい
- 毎回、どのように伝えたらよいか、コンテンツを作り込むのに時間がかかる
- しっかり準備したプレゼンにもかかわらず自分でも確信が持てないまま本番に臨む
- プレゼン後、聴衆から「何を言いたいのかよくわからない」とよく言われてしまう
- それなりに理路整然と話しているつもりだが、今ひとつ聴衆に伝わった感じがしない
もし、これらを解決できる「伝わるプレゼンの公式」があるとしたら、どうでしょうか。
- 誰でも明日から活用できる
- すべての聞き手のタイプを網羅した
- 聞き手を『自分ごと』にする
このワークショップは、そんな公式をお伝えするワークショップです。
大切なことがあります
例えば企業でプレゼンをするとき、
社員教育をするとき、
上司や取引先と話をするとき、
あるいは、人前で話すとき、
聴き手が行動するように、誘わなければいけません。
プレゼンで必要なことは、聞き手に何らかの行動を誘発することです。
プレゼンにおいて私たちが何かを伝えるということは、
聞き手の中で「新しい」こと、
あるいは、今まで当たり前と思っていたものに
「新たな視点」を提供することに他なりません。
そして、プレゼンテーションにおいて重要なことは、
どのようにして聞き手の注意を好奇心として維持し、
積極的に関わろうとする動機付けを行ない得るか
ということでもあります。
私たちが何かを学ぼうとするときのプロセスとは?
再び事務局の宮本です。
その後、私がこの講座で学んだことがあります。
それは、「人には共通する効果的な学習のプロセスがあり、同時に、人によって学習の興味タイプが異なる」ということです。
たとえば、生徒はこんなことを言ってきます。
- 「やること分かったけど、なんで、それをやらないといけないの?」
- 「どうしてやるのか理由より、早く何をやるのか教えてください!」
- 「どうやってやったらいいか(もっと詳しくないと)分からない…」
- 「というか、それをやって何か将来の役に立つことあるんですか?」
ビジネスパーソンなら、上司や部下に同じことを言われたことはないでしょうか。
- 「なぜ、それをやる必要があるんだ?」
- 「つまり、何をやればいいんですか?」
- 「やり方、もっと具体的に説明して!」
- 「で?それをやるメリットは何なの?」
これらはいずれも「学習の興味タイプ」の違いによるものです。
人が学習する際、情報が脳に取り込まれていくにあたって、自然なプロセスがあります。
それは、
- なぜ、それをやるのかを知り(WHY)
- それの何をやるのかを知り (WHAT)
- どうやってやるのかを知り(HOW)
- それをやった結果どうなるのかを知る(IF)
のプロセスです。
このプロセスは、体系的学習理論として有名なバニス・マッカーシー女史より開発された教育モデル「4MATシステム」から来ており、このプロセスはプレゼンやスピーチのコンテンツの構成としても有効なものです。
人によって、4つのプロセスのうち、どの部分に最も興味を持つかは異なります。
- WHY「なぜ」重視タイプ
- 聞き手が感情的に引き込まれるプロセスに最も興味を持つ
- 感情を重視する人はここが不十分だと動かない
- WHAT「何」重視タイプ
- コンセプトやアイディアなどを知るプロセスに最も興味を持つ
- アカデミックな人や理論的な人はここを大事にする
- HOW「どうやって」重視タイプ
- 機能性や実用性を知るプロセスに最も興味を持つ
- 行動的な人はここをまず理解しないと動けない
- IF「もし〜?」重視タイプ
- リスクや可能性を知るプロセスに最も興味を持つ
- 先々を想定することで動ける人がいる
ちなみに、私は「WHAT『何』タイプ」です。
(「何タイプ」の特徴として、文章は事務的になりがちです。^^;)
論理的に話せば話すほど伝わらない、という矛盾
引き続き、事務局の宮本です。
私はこの講座で「4MATシステム」を学んだことによって、
- なぜ自分の話で相手が動かないのか
- 人によって伝わらない場合があるのか
を理解することができました。
たとえば、いくら論理的に話をしても、「WHY『なぜ』タイプ」の人は感情的に引き込まれないと動けないのです。
むしろ、論理的に話せば話すほど、このタイプには伝わらなくなる。
さらに!
「4MATシステム」を使って話をすることには、ほかにも大きなメリットがあります。
相手のタイプによって使い分ける、ということも不要になるのです。
なぜなら、すべてのタイプに対応した話ができるようになるからです。
(もちろん、1対1のコミュニケーションの場合は、相手のタイプによって、4つのプロセスのうち強調するプロセスを生み出すことも可能です。)
【追記】
つい先ほど、この講座で「4MATシステム」を学んだ仲間が、営業で大きな結果を出したと報告がありました。
普段の営業では、平均単価が30万円の商品を1回の契約で250万の売上をあげたそうです。
顧客への提案書も「4MATシステム」を応用して作り、プレゼンはもちろん「4MATシステム」です。
彼女の成績の要因はそのほかにもありますが、少なくとも「提案書やプレゼンの説明がとてもわかりやすかった」と後日、顧客から知らされ、喜んでいました。
このワークショップで手に入ること
それは、聴き手がアクションを起こす、
『プレゼンの構造』
です。
効果的な学習サイクルとして開発された前述の『4MA
単にスピーチライティングの内容だけでなく、実習にて修得していきます。
【2日間で学ぶ7つのこと】
- 3分〜”∞”に応用可能な人間本来の学習構造(4MAT
システム)を知る - 聴衆の集中を維持する立ち振る舞いを手に入れる
- コンテンツを「知りたい!」と思わせる言葉がけ
- 『自分ごと』を作り出す言葉の作り方
- あなたならではの『コンセプト』を発見する
- 聞き手に伝わる『手順』の正しい伝え方
- 『まとめて、上にあげる』聴衆の内なる可能性を開く
クロージング
どのようにワークショップで学ぶのか
ワークショップの内容は次の2つから成り立っています。
- トレーナーによる講義
- 参加者が自身の頭と身体を使って参加するワーク
社会心理学や脳科学を理論的背景にした、実践的な心理学
2日間をかけて手に入る情報量は膨大なものになりますが、一つ一つの説明やワークは短く、楽しみながら参加できるように設計されています。
それぞれの説明やワークは個別にとっても価値のあるもので、それらが最後には統合され、「気がついたらできるようになっていた!」に至るような講座内容になっています。
トレーニングを通して参加者は、上手くなるだけでなく、
プレゼンテーションは、あなたの個性が活きる場です
どうかあなたの個性を大切にしてください。
そして、プレゼンは何も一対大勢というものではありませ
話し手と聴衆という関係性がなくても良いのです。
目の前の一人と語るところから、プレゼンテーションは始
あなたの持っている個性をそのままに、
今までと違うコミュニケーションスタイルが手に入ること
仕事、プライベート、さまざまな場面において、
望ましい結果を生み出すことができるようになる学びを楽
格段に、他者に良い影響を与えることができるようになり
【開催概要】
■時間:10:00〜18:00(2日間)
■場所:東京、大阪
■会場:詳細はお申込後