【ガン患者と家族とプレゼンと】

神です。

誰もが心の奥に持つ『想い』が
世界に『伝わる』影響力を
身につけるお手伝いをしています。

 

ある人がいました。
ガンと闘う患者をサポートする。
ガンの患者の家族を支える。

そんな仕事をしている人です。

多くの場合未来に希望の持てない状態、
そんな人たちを支えるなんて、
並大抵の仕事じゃないですよね。

彼女は、その仕事に誇りを持っていました。
そしてその仕事の大切さを、
後進の人たちや、ガンと闘う多くの人たちに
届けたいと切に願って、
私たちのワークショップの門を叩きました。

その彼女から、メッセージが届きました。

今日は昨日の続きを書こうと
思っていたのですが、
朝、思いもよらない、
嬉しい報告が来ていたので、
ご本人の承諾を得て、
掲載させていただきます。

 

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いつも色々とありがとうございます。
今日のメルマガの内容は
私の陥りやすいパターンなので、
大変興味深く読ませていただきました!

今回、ご報告とご相談を兼ねて
ご連絡させていただきました。

このたび、これまでのがん医療への功績や
取り組みを評価していただき、
某財団(メッセージでは実名)の
看護特別賞を受賞しました!

私自身はきちんとした論文や
研究などは出していないのですが、
現場でコツコツ取り組んできたことを、
近年は神さんから学んだ
プレゼンスキルを活かして
講義や講演などで伝えてきました。

昨年、それを聴いてくださった
日本看護協会の常任理事が
私の取り組みを高く評価してくださり、
今回ぜひに、と推薦してくださりました。

プレゼンを意識し工夫することで、
伝わり方、相手の受け止め方が
こんなに大きく影響することを
あらためて感じました。

プレゼンスキルを教えてくださった
神さんには、本当に心から感謝いたします。

ありがとうございました。

一人でも多くの方に、
伝えたいことを伝えられるように、
これからもプレゼンの学びを深め、
活かしていきたいと思っております。

そして12月に京都で授賞式があり
3分間の受賞スピーチを
させていただくことになりました。

今までの学びを活かして
臨みたいと持っていますが、
もし特に工夫をしたり、
気を付けたらよいことなどがあれば、
教えていただけたらありがたいです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
————————————————

う、嬉しい!

僕の記憶が正しければ、
初めてのプレゼントレーニングでは、
彼女は自分で話しながら、
自らの想いの熱さに声を詰まらせ、
目に涙をためていた。

それが、次のステップでお会いした時、
当時はコンテンツブートキャンプとは言わず、
別の呼び名でしたが、2日目の最後に
彼女のプレゼンを聞いた参加者が涙した。

自分の気持ちの深さを知ることが始まり、
誰かにその想いを伝播させることができた。
そのトレーニングの果実が、
こんなご褒美を彼女に与えてくれるなんて。

どれだけ想いが深くても…

どれだけ深い知識や
探求に造詣があったとしても…

どれだけ『在り方』Being大事だとしても…

伝え方がなってない限り、誰にも伝わらないのです。
誰にも、は言い過ぎでした。
あなたと同じタイプの人以外には、伝わらない。
興味すら持ってもらえないのです。

彼女はそれを理解した。
だから、どんな人でも自分ごとになる経験を語り、
いくつもの表現を重ねることで、
多くの人を自分ごとにし、感動させ、
動かしたのでしょう。

【誰かが誰かのために行動することを決める】

これこそが、プレゼンの旅の最も価値のある
報酬(リワード)ではないでしょうか。

そしてその受賞プレゼンが京都で行われるとのこと。

そしてメルマガという僕のプロモーションツールに
掲載することを彼女は快諾してくれたんです。

その理由を彼女はこう教えてくれました。

「メルマガを通して、皆さんにも
参考にしていただけたら嬉しいです。」

と。

だから約束したんです。

このメルマガで彼女にプレゼンの
アドバイスをすることを。

これから各アドバイスはきっと、
これを見ているあなたにとっても
役にたつと思います。

 

ライブトレーニングで彼女に直接
アドバイスすることを想定した時、
こんな感じで伝えるでしょう。

あなたに3つのアドバイスがあります。
一つ。
学術的でない、現場の目線の話をしてください。
現場で起きている、患者や家族の言葉、
生々しい『生きる』ことについて
頭で考えている研究者たちが、
心の目を開いて聞くきっかけとなる
心の言葉で語ってください。

2つ。
セリフから始まるストーリーを考えてください。
よくありがちなありきたりなスピーチ…
あなたを推薦してくれた人や財団への感謝、
「私のような者に」など
自分の価値を下げる言葉から始めるのではなく、
患者や家族の言葉=セリフから始まる
1分のストーリーです。

次の1分で自分の想いを伝えてください。
なぜあなたがこの仕事を続けてこれたか、
生の立会人(Bearing Witness)として、
ガンに関わり続けているのか、
何があなたを支えているのか、についてです。

そして最後に、あなたの活動に
『光』を当ててくれた人たちへの
感謝を一言で。
『最後に…』で感謝を述べてください。

そして未来に目を向けて、
あなたの考える『ガン』と『生きる』について
どんな未来があなたにとって望ましいのか、
を一言で伝えてください。

3つ。
大勢の前で話すことになるでしょうから、
体を大きく使ってください。
会場を5つに区切って、体ごと動かして
そのエリアを見てください。
聴衆全員のことを、あなたがかつて支えた人
看取った患者、関わった家族だと思って、
プレゼンスキルのワンフレーズ・ワンコネクトと
間を十分にとって話してください。

プレゼン自体のスクリプトを作る場合は
普通に読むと2分35秒で収まるように
作ってください。

そうすれば、2分55秒くらいでプレゼンできます。

スクリプトができたら、送ってください。
サポートします!

 

ぜひあなたのプレゼンを磨き上げて、
どんな人にも『伝わる』伝え方を
手に入れてください。

今日もあなたの伝える、プレゼンが
あなただけでなく、関わる人たちにも
価値のある経験をもたらしますように。

そしてそれがどのような結果を産もうとも
振り返った時、あなたを成長させた
貴重な経験の断片であることを
覚えておいてください。

では!

今日も行ってらっしゃい!

追伸:彼女が大きな飛躍をしたきっかけと
彼女自身が伝えてくれている、ワークショップが
来週末に迫ってきました。

ステージデライト、コンテンツ・ブートキャンプ
あなたの心の奥にある『表現者としての光』と
あなたが伝えたいアイデア、製品、サービスを
結びつけ、聴衆が釘付けになるコンテンツに
磨き上げる二日間です。

満席に近づいてきました。
詳しくはこちらへ!

【コンテンツブート・キャンプ~伝わるプレゼンの公式~】
日程:11/18(土)~19日(日)
https://stage-delight.com/ws/sd2-cb/

 

【プレゼンの『新』常識】心を掴む影響力の使い方
特別動画を無料でプレゼント
https://www.erl.stage-delight.com/

 

しぐさと言葉の研究家
【神崇仁公式ホームページ】
http://takahitoko.com/

 

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神崇仁
新しい話し方変革メソッド ステージデライト開発者
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