【プレゼンは〇〇的な目線で決まる】

「おもろい!」から世界を変える
「しぐさ」と「ことば」の専門家、
神崇仁です。

できないものごとを諦める代わりに、
『興味深い』マインド、
好奇心を持って世界を見る。

そしてそこにいつも存在する、
何かが『可能になる』きっかけ…
その兆しを見つけて、
そこから変化を生み出す
手助けとなることを
ミッションにしています。

みなさんは人前で話すことに、
何らかの難しさを覚えたりしませんか?

多くの人はその困難を、
無意識的なしぐさで表します。

汗が噴き出す、
頻繁に顔に触れる、
手もみ、
腕組み、
目がキョロキョロ泳ぐ…
頭が揺れる…
腰が引ける…

これら全ては、いつも、どんな場面においても
特定の意味を持つ、というわけではありませんが、
心の中の何らかの状態、
しかもそれはその人にとって防衛的な状態を
表すことが多いようです。

心当たりありませんか?

ある…

自分ひとりで、数多くの人の前に立ったとき、
こんな反応がでるのは、自然なことですが、
それにより、人前で話すことを避けようという
気持ちをもつのも、無理もないことですね。

でも、ご安心を!

それらの反応は克服可能です。

なぜなら
そのしぐさのいくつかは、
習慣化された無意識的に学習してきた
振る舞いにすぎないからです。

そんな習慣的な振る舞いによって、
あなたの「好き」や「興味」、
大事にしている「想い」を話さずに、
「岩戸」に引きこもるのはもったいないです。

今日はその一つについて
書いていきたいと思います。

今、僕が学んでいる
マーケティング塾の先生が
その克服のために
面白いことを思いつきました。

それは何かと言うと…

24日間連続で動画を撮影して
Facebookに投稿するというものです。

僕もそれに参加することにしました。

僕にとっては、内容に対する完璧主義と、
継続するチカラをつけるためです。

学ぶ仲間と同じテーマに取り組むことは、
励みになります。

そして昨日投稿した動画内容が、
とても評判が良かったので、
それをみなさんにもご紹介したいと思います。

それは…

「目線」です。

仲間の動画投稿を見て、真っ先に気づいたことは

「目が泳いでいる!!」

です。

これ、プレゼンにおいて、
信用を得られない最も重要な、
非言語の一つなんです。

プレゼンでやっちゃいけない目の動きは、
主に2つあります。

一つは眼球だけを動かして
キョロキョロ回りを見渡す…

そしてもう一つは、
何かを考えるように、視線を上に向ける。

今日はキョロキョロについてお話しします。

キョロキョロがどのようなメカニズムでおこるか、
について説明します。

この反応のことを「定位反応」と言います。
英語ではorienting responseといって、
動物が外部の刺激に対して、
その刺激が危険かどうかを判断するために、
刺激のやってくる方向に耳を向けたり、
視線を向けたりすることで、
次の反応を準備する、「身構え」の状態で
起きる反応なんです。

危険に対する防衛反応ともいえますし、
「怖れ」=闘う、逃げる状態ともいえます。

これは本当の危険にさらされたときには、
有効な反応ですが、
プレゼンという「一応」安全な状態、
つまり食べられたりしないという前提がある
安全の場においては、
定位反応は価値がないだけでなく、
あなたのプレゼンターとしての
信用を損ねてしまいます。

定位反応は、意識では、
コントロールできません。

でもそれは、
直接、コントロールできない、
というだけで、対策はあります。

もちろん、多少の鍛錬は必要です。

鍛錬と言っても、とってもカンタン。

たった3つのステップを意識します。

そしてその一つのステップを順番に
着実にできるようにして行けば良いんです。

ひとつ目は、
定位反応が起きている自分に気づくこと。
別の言い方をすると、
プレゼンではいつもそれが起きるんだ、と
覚悟することです。

そして2つめ、ここが鍛錬が必要です。

意識でコントロールできないキョロキョロを
やめる代わりに、別の目の使い方をします。

「周辺視野」と言います。

あなたの両手を耳の前において、
視線はまっすぐ、前方を見つめたまま、
眼球を動かさずに、両手を視野に入れてみて下さい。

もしも見えなければ、少しずつ、手を前に動かせば、
ある一定のポイントで視野に入ってくるはずです。

人間の視野は一説によると、
200度以上とも言われます。

形を認識するのは不得意ですが、
動きを認識するのは得意です。

ですので、軽く手を動かしてみて下さい。

ほら、カンタンに視野に
入っていることに気づくでしょう!

それを練習することで、
両サイドの物体を、
正面を向いたまま、眼球を動かすことなく
視野に入れられるようにして下さい。

3つめは、実践です。
キョロキョロが起きそうだ!と認識した時に、
周辺視野の状態を素早く作るようにすることで、
あなたのキョロキョロがなくなります。

そしてキョロキョロがなくなるだけでなく、
呼吸が安定して、
落ち着いた気持ちになっていることに
気づくでしょう。

今日は必要ないかもしれませんが、
来たる日のために、
「キョロキョロからふんわり」
周辺視野を作ることを始めてはいかがですか?

今日もあなたの伝える、が
価値のある経験をもたらしますように。

では!
行ってらっしゃい!

次回は、信頼と信頼を引き出す視線について
続きを書きますね!

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神崇仁
新しい話し方変革メソッド ステージデライト開発者
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