【ミッキーマウスのプレゼンテーション】

おはようございます、みなさん

頭が真っ白になった時、
唯一頼れるプレゼン技法、
ステージデライトのマスタートレーナーの神です。

昨日はひさびさのオフ。

今回の僕のNLPプラクティショナーの参加者に
16歳のお嬢さんと母親が参加しています。

そのお嬢さんのたっての希望で、
ほかの参加者たちとともに、
なんと、ディズニーランドに行くことに…

僕とディズニーランド…
なんだかミスマッチだと思われるでしょうね。
(自分でもそう思いました)

春休みのディズニーランド。
こんなに世界には人がいるんだと思うくらいの
大混雑…

経験するのに3時間も待たないといけない
アトラクションがあるなんて…
凄いなと。

キャストの方も、「覚悟してならんでくださーい」

そのお嬢さんは、どちらかというと落ち着いたものが
好みらしく、
「ミッキーに会いたい!」ということで、

ミッキーの家、ミート・ミッキーに行ってきました。

 

ミッキーに会うのに、70分ならびました。

受講生ファースト、ということで、
僕が代表して列にならび、
お嬢さんは、別のアトラクションへ…

世の父親は本当に大変ですね。

ウォルト・ディズニーに興味はあるものの、
ミッキーマウスには、ほとんど興味のない僕にとっては、
ある種の修行でした。(笑)

でも、

 

おどろきました。

 

70分並んで、
20分ほどかけて、
ミッキーの家を見学し、
最後に、

少人数のグループでミッキーに会ったとき、

スゴっ!

慎重150cmくらいの小柄なミッキーの
圧倒的なウェルカム感!

 

「ミッキー!!!!!!!」

お嬢さんを含み、すべての参加者が
ミッキーに向けて突進したときも、

全員にウェルカム感を全出しにしてハグ!

 

その時に思ったんです。

スーパープレゼンターだ、ミッキーは。

言葉と声という人の心を動かす最も強い
五感の表現チャネルのひとつがないにも関わらず、

気持ちが伝わり、気持ちをうけとめてくれている、
と相手にこれ以上ないくらいのメッセージを伝えられる。

なぜ、それができるんだろう。

あれが着ぐるみで、
中に人が入ってる、
そんな事実よりも重要なこと。

相手を承認し、全身で受け止め、
ミッキーの個性をマックスに表現する。

これは、プレゼン的にモデリングできること。

ミッキーがしていることを、
僕たちもじっせんすれば、
夢の国にはならないかもしれないけど、
聴衆に承認していること、
聴衆に対してオープンマインドで、
プレゼンターとしての自分を表現できる。
しかも、コンテンツなし、
言葉なんてなくっても。

まさに、
ミッキー的プレゼンテーション。

 

みなさん、
それができたらスゴくないですか?

 

ミッキーを人生で初めて間近で見たので、
これがすべて、ということではありませんが、
これからお伝えすることは、
ミッキーに近づくことができる5つのプレゼンの基本、
ともいえるものでした。

1. 指さしジェスチャーで聴衆の注意を固定する
2. ジェスチャーを大きくすることで感情が伝わる
3. 相手に対して常に正面でいる。(真正面で受け止める)
4. 目線をそらさない
5. 場に応じた基本表情を持つ

ミッキーは言葉を使わないので、
聴衆との共通の話題をつくるのに、
指さしで指した先のもので共通点を共有します。

ミッキーは、声を使わないので、
感情がつたわりにくいはず、
でも、それを超えるために大きなジェスチャーで
自分の気持ちを明確に届けることをしている。

ミッキーは関わる相手に顔を向けるだけでなく、
全身で正面に向き合います。
もちろんミッキーは顔と目が大きいので、
多くの人に対して一度に向き合うことができますが、
僕たちはできませんから、
こまめに体を正面にすることで、
多くの人に真正面で向き合うことができるでしょう。

そしてミッキーはいつ何時も
相手から目線をそらしたりしません。
当たり前ですが、ミッキーは瞬きをしないからです。

私たちも、誰かと向き合うとき、できるだけ
相手を「見ている」時間をとることは価値があります。
そのために瞬きをコントロールすることが必要になりますね!

そして最後に、ミッキーの表情は常に笑顔。
だから、腕組みしても、顎に手をあてても、
そのジェスチャー特有の言外のメッセージ、
この場合は否定的なメッセージとして、
相手には、伝わりません。

私たちが常に笑顔でいる、ことが
プレゼンにおいて必要なわけではありませんが、
そのプレゼンの文脈に適した
標準的な表情というものはあるでしょうから、
それを基本にもって、プレゼンに臨むことで、
プレゼンの最中におきるハプニングや
応答に対するプレッシャーが起きたとしても、
自分には、立て直しのために戻る基本を
手に入れることができます。。

みなさんもぜひ、今日のコミュニケーションに
この5つの要素を取り入れてみてください。

きっと今までとは全く違う反応が得られると思います。

 

こんなことを一瞬にして悟らせる、
ディズニーランド、そしてミッキー。
さすが、全世界の人たちを魅了してやまない
ブランドです。

おそるべし。

 

今日もあなたの伝える、プレゼンテーションが
あなただけでなく、周囲の人たちにも
価値のある経験をもたらしますように。
そしておぼえておいてください。

それが一時的にどのような評価を得たとしても、
未来から振り返ると、あなたを作りあげる、
とても貴重な経験のひとつであることを。

いってらっしゃい!

 

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神崇仁
新しい話し方変革メソッド ステージデライト開発者
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