おはようございます、皆さん。
しぐさとことばのオタクと呼ばれ、
ミルトン・エリクソンの研究家であり、
人の可能性を引き出す専門家の神崇仁です。
皆さんは、どんな言葉で
自分の感情が動きますか?
今日は岡山で、
僕の仲間の社長さんの会社で
幹部社員の皆さんとのコーチングでした。
セッションを始めてから、
業績がどんどん伸びている、
という言葉を教えてもらえるのは
とてもうれしいですね。
僕はその会社の業容に
詳しいわけではないので、
純粋にその人の動機を、
できないことや、建設的でないことに
向ける代わりに、
この現状の中で、
「何が可能か」を発見する方向に
動機を向けることに専念しています。
それをするだけで、圧倒的な結果に違いが出る。
ミルトン・エリクソンが、
「変化のために必要な素材は、
すでにその人に備わっている。
治療者は、スタートラインで
号砲を打つだけだ」と言ってましたが、
まさにその通りだと思います。
感情や結果が問題なのではない、
それを感じたり、認識する自分と
どのような関わり方をするのかが、
可能性や制約をつくりだすのだ、という
スティーブン・ギリガンの考えを
コーチングのたびに実感するわけです。
先日、あるクライアントが教えてくれました。
部下が「できませんでした。」と
報告されるのが我慢ならんと。
その人は、すべてをやり尽くしてからでないと、
すべては『やらない言い訳』だと、
つまり、「あきらめ」がホットボタンなのです。
ホットボタン、つまり感情的になるスイッチと
言ったら良いでしょうか?
ある言葉を聞いたら、即反応が起きてしまう。
そういうスイッチをホットボタンと呼んでいます。
皆さんのホットボタンは何でしょうか?
その人は、その言葉を聞くと、
感情的になり、
そしてこう言ってバッサリ切ってしまうそう。
「できなかったって、結局さ、
しなかっただけでしょ。」
部下に成長してもらいたい、
そのためになんでもする、
そういう想いがあるのに、
その言葉を聞くと、感情が動いてしまって
もうどうしようもないと。
僕のホットボタンは、
「どうしようもない」です。
といってもホットになるわけではなく、
がぜん好奇心がわくのです。
ほんとに?
ほんとにどうもこうもできないの?
そしてその人のホットボタンと
感情と言動のつながりを調べます。
そうすると、わかることがあります。
知覚、認識、感情、行動の選択、そして
アクティングアウト(行動化)という
それぞれ異なる仕組みを持った要素が
繋がっていることがわかるのです。
それらの各要素は繋がっていますが、
一つではありません。
ある、習慣化された「反応の連鎖」なんです。
連鎖がわかると、それは選択の余地が生まれます。
多くの場合、
どうしようもない、のではなく、
これまでの人生経験で
他の選択肢を探したり、
実行したりした体験=学びを
持ち合わせていないだけだということ。
人は、自分を中心に
世界を回っているように体験するので、
どのようにその世界が回されているのか、
に意識を向けることはあまりありません。
世界が回っている仕組みをしることで、
その世界の回り方を変えることもできるんです。
何一つ取り除かず、
ただ、回る方向やスピードを
調整することもできるのです。
次回、僕がそのクライアントと
どのように経験を共有し、
変化を起こすお手伝いをできたかについて
詳しくお伝えします。
今日もあなたの関わりが、
価値のある経験をもたらしますように。
では!
行ってらっしゃい!
追記:
あの田中さんの
「僕らのローンチ」
あたらしいビジネスの作り方がわかると
大好評なようです。
先日のリンク
そして僕の伝え方の極意、
4MATプレゼンテーションを
体得するワークショップ、
コンテンツブートキャンプが、
まもなく開催されます。
https://stage-delight.com/ws/sd2-cb/
世界の回し方を変えるやり方を
プレゼントして学ぶことが出来ます。
では!
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