【勿体無いプレゼン『知の呪縛』の恐ろしさ】

おはようございます。

 

ステージデライト・ファウンダーの神です。

誰もが心の奥に持つ『想い』が
世界に『伝わる』影響力を
身につけるお手伝いをしています。

 

今日は久々に、以前お話しした、
【もったいないプレゼン4つの特徴】について
書きたいと思います。

今日は3つ目

『つい教えてしまう。』
についてお話します。

こんな経験はありませんか?

「ある分野に精通している専門家、
たとえば医師とか保険のセールスマン、
家電の販売員などと話をしていて、
その人たちがまるで外国語で話しているように
感じた経験はありませんか?」

日本語なのに、通訳が必要だと感じたあの経験です。

電話なら、その電話を切りたくなる。
対面なら、とにかくその場を立ち去りたい、
そう思わせる経験です。

相手に悪気がないことはわかっている。
でも、聞いているこちらは、わからない言葉を
無理やり聞かされているうちに、
何だか「バカにされた」という気分になってしまう。

なぜそんなことが起きるのでしょうか?

 

少し前回までのおさらいをさせてください。

 

この間までお伝えしてきた
【もったいないプレゼン4つの特徴】

それは、
・聞き手が退屈する(驚きがない)
・焦点がずれる(色々詰め込んでしまう)
・つい教えてしまう(上からの目線)
・流れがない(内容の繋がり、時間の繋がり)
でした。

 

1つ目の特徴である、『聞き手が退屈する』

http://wp.me/p8B4M3-qU

は、聞き手が自分ごとにならないことが、
退屈になる重要なポイントで、
そのために何らかの『驚き』が必要なのだと
お伝えしました。

2つ目の特徴である『焦点がずれる』では、

http://wp.me/p8B4M3-r5

自分の知っていることを話し尽くすことが、
聞き手の理解につながるという誤解が、
話があちこち脱線して、気がついたら
自分でもどこを話しているかわからなくなる、
その防止法は、相手が何を知りたいかを考える、
ということで話すことを選ぶという解決法を
お話しました。

今日は3つ目の『つい教えてしまう。』
についてお話します。

冒頭の経験…

ある分野の専門家と話をしているとき、
その人たちがまるで外国語で
話しているように感じた経験です。
日本語であったとしても
通訳が必要だと感じたあの経験です。

相手に悪気がないことはわかっている。
でも、聞いているこちらは、わからない言葉を
無理やり聞かされているうちに、
何だか「バカにされた」という気分になってしまう。

なぜそんなことが起きるのでしょうか?

 

『知の呪縛』という言葉を
聞いたことがありますか?

 

いったん何かを知ってしまったら、
それを『知らない』状態がどんなものだったか、
想像したり、思い出したりすることが
困難になる、そういう状態のことだそうです。

 

特定の分野の知識にどっぷりと浸かってしまって、
『知らない』ということへの想像力を
失ってしまうのです。

ある人は、こう言います。

わたしたちはみなある程度、
『知の呪縛』にかかっている。と

 

プレゼンに関していうと、
それは何らかの『情報を伝える』ことが目的ですが、
それは決して『教える』ことが目的ではない
ということを覚えておきたいものです。

 

『伝える』と『教える』は異なります。

 

もちろん『伝える』=『教える』にもなりますが、
『伝える』=『学ぶ』意欲を喚起する
ことも可能なのです。

でも私たちは『教わる』よりも『学ぶ』ことが、
本質的には好きなのです。

 

【同じことでも、あなたが言えばお客様は疑うが、
お客様が自分で言えばそれは真実になる。】

『営業の魔術』の著者で、トップセールスマンを
育成するプロフェッショナルである、
トム・ホプキンスの言葉は、とても強く響きます。

どうやら、私たちは人から『教わる』ことを
あまり好まないようなのです。

そして、できれば『苦労を感じることなく』、
学べることがベストですね。

良いプレゼンとは、限られた時間の中で
どうやって聴衆に『学んでもらう』か、が
しっかりと練られている、と言えるでしょう。

では、学ぶ苦労を感じることなく、
どうやって聴衆に学びの意欲を喚起するのでしょう。

そんなうまい話があるのでしょうか?

それがあるようなのです。

『アイデアのちから』というベストセラーの著者
チップ&ダン・ハースは、記憶に焼きつく
アイデアには法則があると提唱しています。

ある研究チームが優れた広告の中にある法則、
具体的には何らかの公的な賞を受賞した
200の広告を調査したところ、89%の広告が
6つの基準が何らかの形で包含されたものだったことを
突き止めたというのです。

別の言い方をすれば、その6つの法則を使って
表現を変えれば、どんな素材でも記憶に残すことが
可能になる、とハースはいうのです。

その6つとは、
1.単純明快である
2.意外性がある
3.具体的である
4.信頼性がある
5.感情に訴える
6.物語性がある

です。

最初の二つは、僕が勿体無いプレゼンの4つの特徴で
述べていることと同じです。

シンプルである=焦点を絞る
意外性がある=驚き

後の
4つの項目も、あるシンプルなキーワードで
あなたの素材を料理することが可能です。

それは次回以降のメルマガでお伝えします。

ぜひこの6つのアイデアを頭の片隅において、
あなたのプレゼンを磨き上げることで、
どんな人にも『伝わる』伝え方を
手に入れてください。

今日もあなたの伝える、プレゼンが
あなただけでなく、関わる人たちにも
価値のある経験をもたらしますように。

そしてそれがどのような結果を産もうとも
振り返った時、あなたを成長させた
貴重な経験の断片であることを
覚えておいてください。

では!

今日も行ってらっしゃい!

追記:

いよいよ来年のスケジュールが出ています。

来年こそ、伝え方を向上させることで、
あなたの存在感を中心に引き出しましょう!

 

【2018年の開催スケジュールが決定しました!】
ステージデライト・プレゼンスキル基礎
2018年1月13日(土)
https://stage-delight.com/ws/sd-basic/

ステージデライト・オープニングとクロージング
2018年1月14日(日)
https://stage-delight.com/ws/story-basic/

ステージデライト・コンテンツブートキャンプ
(先週末に開催したものと同じものです。)
2018年3月24日(土)−25日(日)
https://stage-delight.com/ws/sd2-cb/

 

【プレゼンの『新』常識】
心を掴む影響力の使い方
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しぐさと言葉の研究家
【神崇仁公式ホームページ】
http://takahitoko.com/

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神崇仁
新しい話し方変革メソッド ステージデライト開発者
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