【落とし物を拾った時、気づいたこと】

おはようございます。

 

ステージデライト開発者の

神崇仁(こうたかひと)です。

 

昨日朝4時半のフライトで、アメリカから

戻って来ました。

 

日本は本当に蒸し暑いですね。

そんな中、毎日ご出勤、ご苦労様です。

 

予定よりもかなり早く到着したので、

ターミナルを出て、タクシーを拾い、

自宅に帰宅する中、すでに出勤を始めている方、

トラックで様々な物資を運んでいらっしゃる方、

久々の日本で、そんな方々を目にして、

ふと、こんなふうに思いました。

 

お一人お一人のあなたの働きが、どこの企業で、

何を、どのようにされていようと、

あなたの毎瞬の動きが、この社会を、

そして日本だけじゃなく、

世界をも動かす原動力になっています。

 

世界って繋がってるんですから。

 

さて、ワークショップのサポートを

していたある日のこと、

アシスタントのリーダーが僕を呼びます。

 

「タカヒト!ちょっとこっち来て!早く。」

 

行ってみると、何やら3センチほどの

茶色い物体が、通路に落ちています。

 

しかも、何かの死骸のように見える…

 

「どうしたんですか?」

 

「拾って!タカヒト、あと5分で、

たくさんの参加者がここ通るから。」

 

「え…」

(なんで死骸を僕に拾わせるんだよ。。。)

少々不服な面持ちで、

画用紙ですくおうとしたその時でした。

 

 

動いた!

 

 

生きてる…

 

 

真上にある電燈の中に巣を救った

スズメのヒナでした。

 

画用紙の上でバタバタしています。

 

目はほとんど開いてないように見える。

翼も生え揃ってないように見える。

 

口をパクパクして…

 

まさに、ヒナです。

 

アシスタントリーダーは、

このヒナが踏まれちゃいけないと

ヒナを見張りながら、僕を呼んだのでした。

 

それにしてもこのヒナ、

3m以上の高さに吊られた電燈から落ちたのに、

生命力がハンパない。

 

 

仲間が脚立を借りて来ている間、

ヒナは飛ぼうとします。

 

生え揃っていない羽をバタバタします。

 

ほんの少しふわっとしたかと思ったら、

次の瞬間、画用紙の上を滑ります。

何度も、何度も。

 

失敗しても、やめることなく、

羽をバタバタし続けます。

ピーピー鳴きながら。

 

きっと、これをしている間に、

つまり、羽ばたくのに一瞬成功した結果、

巣から落ちちゃったんだろうな。

 

そんなことを思いました。

 

巣に戻す時に安定してホールドできるよう、

画用紙から、紙カップに注意深く移しました。

 

その間も、バタバタと飛び立とうとします。

ピーピー。

ピーピー。

 

何度も、何度も、まだその力がないにもかかわらず。

羽をばたつかせ、飛ぼうとします。

 

このヒナには、失敗なんてない。

ただ、本能のままに、体を動かす、

自分本来の姿になるために。

 

一生懸命にそれを、無心でしている。

 

こういうのを擬人化っていうですね。(笑)

 

でも胸が熱くなりました。

 

思わず、頑張れ!って気が付けば、

ぼちぼちと戻って来た参加者や、

先生も、小さな声で応援しています。

 

脚立が届いて、無事巣に戻すことができました。

それから一週間ほどは、ひなの声が聞こえていました。

親鳥も行ったり来たりをしていましたので、

一安心ってところです。

 

思うんです。

生命のエネルギーってすごいな、って。

 

 

 

生きようとする『力』って美しいなって。

 

一生懸命に何かをする姿って、

感動を呼ぶなって。

 

 

『失敗』って考えただけで嫌なものですよね。

 

でも僕たちが意味付けする失敗って、

本当は望ましい結果を手に入れるためには

必ず必要な通過儀礼である、

『思い通りにいかない瞬間』、

なんじゃないだろうか。

 

 

その瞬間は、成功のために、

することが許されている。

 

 

なのに、僕たちは『失敗』という

評価を気にしてしまう。

 

つい誰かの目を気にしたり、

『失敗』する自分が嫌だったり、

恥ずかしかったりします。

『失敗』を避けようとします。

 

でも、上手くいくためには、

望ましい結果を手に入れるためには、

必ず必要なものなんですよね。

 

そして後から振り返ったら、

「あれがあったから、今がある」と

言えるものだったりするんだなぁ。

 

そんな風に、感じました。

 

諦めずに続ける。

もしそれが、望ましい結果に繋がるならば。

 

今、朝の3時。

時差ボケで夜9時ごろに、寝てしまいました。

2時半に、ふと目が覚めました。

 

「諦めずに続ける」

そんな声が頭の中で響いて、目が覚めました。

 

僕にとっては、話すことに比べて、

自分を律する必要があるのは、

書くことです。

 

時差ボケを理由にすることもできたけど、

理由づけをやめることにしました。

その代わりに、自分で決めたルールに従おうと。

 

あなたにとって、本当に伝えたいこと、

世界に表現したいこと。

 

それって「何」なんでしょうね。

 

ある先生は、

「どんな小さな振る舞いにも、

自分の思いが乗っかっている。」

 

そう教えてくれました。

 

今日もあなたのコミュニケーション、

『伝える』が、あなただけでなく、

伝える相手にも、価値のある瞬間を

もたらしますように。

 

いよいよ本日、

プレゼンスイッチの体験会があります。

 

時差ボケなんて言ってる場合じゃない。

 

頑張ります。

 

その模様はまた!

 

では。

 

行ってらっしゃい!

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神崇仁
新しい話し方変革メソッド ステージデライト開発者
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