おはようございます。
ステージデライトの神です。
伝えることの『心痛』から解放され、
人の心を掴む伝え方ができる人になる
話し方のスキルと方法を提供しています。
いよいよ今週末に迫った、ワークショップに向けて
あれこれリニューアルを考えています。
かつて行ったワークショップを振り返って、
感想やアンケートをみながら、
思い出すわけです。
プレゼン探求の楽しさが
参加者の瞳に現れた瞬間、
喜びを表す小さなジェスチャーが
出るのを見たこと、
「私にもできるんだ!」って小さな声で
呟くシーンを耳にしたこと
「長年のプレゼンのトラウマが消えました!」
と教えてくれる嬉しい声を聞いたこと、
自分の変化に思わず気持ちが熱くなって、
目に涙が浮かんだ参加者のこと…
そんなことを思い出したりしながら
準備をしていました。
さて、そんな中ふとテレビをつけながら
別のことをしていたら、
びっくりしました。
そりゃ、誰でも注目するわな。って
感嘆しました。
それは…
今までCMで聞いたことのない
ものだったからです。
アップテンポの音楽と
なにやらざわざわした感じ。
テレビの方をロクに見ていなくても、
光の点滅でわかります。
それがある瞬間、
ピタッと。
止まったんです。
なん秒も…
テレビが壊れたのかと思い、
顔を上げると…
それは、
策略でした。
そのCMの。
意図的な戦略だったと気づいたのは、
顔を上げたとき、
女性の声とともに
目に入ったブランドのロゴ
“Kate”
と。
あまりに衝撃的だったので
Youtubeで見直しました。
5秒!
これ、スピーチ、プレゼンで行うと
ものすごく長く感じます。
注意をプレゼンターに向けるには
十分すぎる時間です。
参加者からの質問でとても多いものに、
「上司が書類にばかり目をやって、
私の方を見てくれません。
どうしたらよいでしょうか?」
というのがあります。
そんなアドバイスを求められるとき、
「黙りましょう。」
(もうご覧になってると思いますが、
スイッチ5『棒読み・まくし立て』
でこのスキルを紹介しています。
【プレゼンの手法を学べる無料動画】のプレゼントはこちらです。
https://www.erl.stage-delight.com/
人は声が聞こえるのが普通になって、
慣れっこになっています。
大声は逆効果。
逆に黙ることで、
「なにが起きたのか?」と顔を上げてくれます。
『間』です。
エドワード・ホールという
米国の文化人類学者は、”Dance of Life”という
著作の中で、『間』を”MA”とし、
翻訳せずに使っています。
そしてそれが日本の独特の文化を
生む要因なのだと述べています。
人前で話すことが苦手な人は、
日本人の独特の技術である
『間』を使って『黙る』自由があるわけです。
Kateの『間』のパワーに圧倒された瞬間でした。
今日もあなたの伝えること、プレゼンが
あなただけでなく、誰かにとっても
価値のある経験となりますように。
その時の結果がどのようなものであれ、
成長して振り返った時、それはあなたを
作り上げる貴重な糧となっているのです。
では、
行ってらっしゃい!
追伸:
ぜひ週末のワークショップで、
『間』の持つ効果を実感してください
https://stage-delight.com/ws/sd-basic/
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